常にカビが食品に入り込む危険性にさらされています。

食品工場や大量調理施設、飲食店などといった食品を取り扱う施設で毎年梅雨頃になると頭を悩ませる問題があります。

カビの発生です。
カビは食品などの製品への異物混入問題を引き起こすだけでなく、製品そのものや建物などを劣化させたりもします。
また、カビ毒による健康被害も認められています。

食品工場などでカビが目立ってきた際、直ちに殺菌消毒を行うことが奨励され、それによってカビも減少します。しかし、これはあくまでも一時的なものであって恒久的なものではありません。

エアコン等空調機器の吹き出し口や扉、窓、吸排気口などからの外気の流入、人や物の往来など、様々な要因によってすぐに再汚染されてしまいます。
永く清浄度を高く保つための防カビ対策を行う必要があります。

それには、既存のカビを完全に取り除き、さらに再発生させないための抗カビ施工を行い、日常的に予防を行うことが理想です。

カビの繁殖を防ぐためには、まず殺菌消毒し、カビ(菌糸と胞子)を完全に取り除かなくてはなりません。
次亜塩素酸ナトリウムなどのカビ取り剤を使用します、範囲が広い場合は専門業者に依頼する必要もあるでしょう。

空調機からカビの胞子が放出され、室内に撒き散らされてしまう可能性がありますので、空調機の洗浄も忘れずに行いましょう。

その後、天井・壁・床に対して防カビ剤を塗布する、あるいは室内全域に対して燻煙剤で空間処理するなどの直接的な防カビ施工を実施します。

カビを再発させないために、予防のための日常的な対策も必要です。
室内の温湿度を制御すると容易にカビを防ぐことができますし、結露しやすい箇所などに対して換気扇や扇風機、除湿機などを利用して除湿すると効果的です。

また、清掃や洗浄によって汚れをこまめに除去することも重要です。

安全な環境と健康を守るCSC工法

「NETIS」に承認された抗菌・防カビ工法
安全な環境と健康を守る「CSC工法」は、国土交通省の新技術情報提供システム「NETIS」に承認・登録された抗菌・防カビ工法で、建築基準法改正(付帯決議)に基づき開発した工法です。
この道40年のプロが開発し、抗菌性能を兼ね備えた防カビ剤の開発によって長期間の耐久性を実現した【耐久性抗菌・防カビ方法®】が基になります。
カビ除去CSC工法は、建物内外に潜むカビや菌を完全に死滅させ、さらに防カビコーティングによってカビの発生を防ぎます。
この工法はカビだけに留まらない、建築物の汚れも除去、滅菌と衛生面でも自信を持ってお勧めしております。
カビ菌を特殊洗浄施工により根元から取り除き、保護コーティング施工を加えることでカビの発生を長期間防ぐこれまでに無い新たな工法です。
これまでの漂白だけのカビ取り剤ではカビの再発を防げないばかりかカビの活性化を招いてしまっている可能性があります。
CSC工法は、カビの発生となる深部のカビ菌を除菌し、内部ゲル層で通気性を保ち、表面の撥水性で結露を防止し、防カビ剤を固定、長期間の防カビ効果を実現した工法です。

あんしんな環境は安全な施工から生まれます
カビがなくなっても強い薬剤によって別の薬害が生じるのでは意味がありません。
CSC工法は、厚生労働省が「快適で健康的な室内空気環境を確保すること」を目的に指針値を示している揮発性有機化合物(VOC)13物質を一切使用せずに全行程を構成しました。
長期間安全性を保てる対策薬剤は、良好な環境を提供し、居住者・利用者の健康に寄与するメリットに繋がっています。

CSC工法は施工場所を選びません
室内、室外はもちろん、カビが壁の内部に発生していない状況であれば、クロスを剥がすこと無く、除菌、防カビコーティング処理を行うことが出来ます。
コーティング剤に無色透明なものを使用しますので、外壁なども本来の輝きを取り戻し、元々のイメージを損なうことがありません。

ほぼ100%無菌状態にすることでカビを除去

表層洗浄処理

除菌能力と漂白能力を併せ持った薬剤の使用により、除カビ、除藻、殺カビ(除菌)、殺藻、漂白など微生物汚染部位の汚染除去と漂白を同時に実現します。

深部殺菌処理

「表層洗浄処理」を行った既存建築物や新築物件を対象に「抗菌・防カビ被覆処理」前に被覆処理までの除菌状態を維持するための除菌処理を行います。

抗菌・防カビ被覆処理

抗菌・防カビ剤を被覆剤により対象表面に固定し、長期的な抗菌・防カビ性能を発揮させる被覆処理を行います。

本来、不十分な換気状態や同室内で温度差が顕著な部位など、結露しやすい部位での微生物災害対策は 結露の根本的な対策を実施するか、結露による溶剤の溶解、溶出を防ぐ以外に方法はありません。

また薬剤の溶出・劣化による除菌能力の低下を補完するために被覆処理膜に通気性及び帯電防止効果を 持たせることにより、カビの栄養源とカビ胞子自体の付着を防ぐことも重要です。

これらの要求に応える薬剤を用い、対策面の長期間耐久性を 持たせた抗菌・防カビ被覆を行います。

「抗菌・防カビ処理」とは「表層洗浄工程」や「深部除菌処理」ではカビ発生部位を中心に対策するのに対して、居住者に向き合う壁、天井、床など全面を対象とするものです。

さらに「抗菌・防カビ被覆処理」ではクロス、ボードなどを張る前工程で躯体そのものに対策を行う「下地抗菌・防カビ処理」とクロス、ボードを張った上に実施する仕上げに当たる「表層抗菌・防カビ処理」があります。

下地抗菌・防カビ処理

躯体の深部除菌処理を行ってもクロスやボードなどで内装仕上げを行うとその接着面は結露しやすい場所となり、カビの発生場所になることがあります。

深部除菌処理後、長期的な抗菌・防カビ環境を構築する意味で下地・防カビ処理を行います。

表層抗菌・防カビ処理

ボード、畳、クロス、塗装面など居住者に向き合う内装面にも仕上げのコーテイングを行います。

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